「お前は馬鹿だ、ちょんだ・・・」

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自由民主党所属の元衆議院議員・小坂憲次氏がフジテレビの生放送番組で「おまえは馬鹿だチョンだ」という発言をし、スタジオは一瞬凍りつくような空気が流れた。

小坂憲次氏は選挙や落選についてトークをしている最中、「おまえは馬鹿だチョンだと! ……ああっ、いや、失礼! 馬鹿だとか言われてですね、否定をされたのであれば問題ですけれども(以下略)」と発言したのである。

その後すぐに「小坂憲次氏の個人的な発言だが不適切な発言をしたことをお詫びします。本人も失礼しましたと詫びております」という内容の謝罪をアナウンサーがしたものの、時すでに遅しといった感じだ。
via : 自民党・小坂憲次氏「おまえは馬鹿だチョンだ」発言 – ロケットニュース24(β)

ちょっと待ってほしい、いつから「馬鹿だ、チョンだ」が不適切な発言になったんだろうか?
「馬鹿」が不適切?それとも「チョン」?

ここで、それぞれの意味を考えてみる。

ばか 1 【馬▼鹿/▼莫▼迦】

補足説明梵 moha(愚の意)の転か。もと僧侶の隠語。「馬鹿」は当て字
(名・形動)[文]ナリ
(1)知能の働きがにぶい・こと(さま)。そのような人をもいう。
⇔利口
「―な奴(やつ)」
(2)道理・常識からはずれていること。常軌を逸していること。また、そのさま。
「そんな―な話はない」
「―を言うな」
(3)程度が並はずれているさま。度はずれているさま。
→馬鹿に
(4)役に立たないさま。機能を果たさないさま。
「スイッチが―になる」
(5)特定の物事に熱中するあまり、社会常識などに欠けること。
「学者―」
「専門―」
「親―」
(6)名詞・形容動詞・形容詞の上に付いて、接頭語的に用い、度はずれているさまの意を表す。
「―ていねい」
「―正直」
「―騒ぎ」
「―笑い」
「―でかい」
via : ばか【馬鹿/莫迦】の意味 国語辞典 – goo辞書

ちょん 1

(1)句読点・傍点など、何かの印として打つ点。点。
(2)〔芝居で幕切れに拍子木を打つことから〕物事の終わり。幕切れ。おしまい。
「事件はあっけなく―になった」
(3)「馘首(かくしゆ)」「解雇」の意を俗にいう語。
「人員整理で―になった」
(4)〔俗語〕一人前以下であること。
「ばかだの、―だの、野呂間だのと/西洋道中膝栗毛(魯文)」
→ちょんと
via : ちょんの意味 国語辞典 – goo辞書

引用した「ちょん」の(4)にあるように、「馬鹿だ、チョンだ」というのは「一人前以下である」が正しい意味であり、小坂氏の発言からすると正しく使っている。それを、フジテレビのアナウンサーは「小坂憲次氏の個人的な発言だが不適切な発言をしたことをお詫びします。本人も失礼しましたと詫びております」とコメントするのがおかしい。

麻生首相への言葉狩りの際に意味合いがうんぬんといっていたマスコミすら正しい意味での使い方がわかっていないのだから、言葉狩りする資格なんてないんじゃないかと思うが、マスコミにとってはそれはそれ、これはこれなんだろう。